※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。

「スマホ代って、毎月そのくらいするものでしょ?」

スマホサークルで活動していると、こういう一言に出会うことがあります。高い、と感じているわけでもありません。ただ「これが普通」と、長年そのまま受け入れてきた方がいます。比較する機会がなければ、今払っている金額が妥当かどうか、判断する術がありません。

この記事では、スマホサークルで実際に受けた相談をもとに書きます。明細を一緒に確認した結果、9,988円という数字が出てきた話。そしてその内訳と、見直した後の話です。

「毎月いくら払ってる?」と聞いてみた

スマホサークルでこういう相談を受けました。80代の女性で、ガラケーの頃からずっとドコモを使い続けているとのことです。スマホに替えたのは数年前。近くのドコモショップに足を運んで、担当スタッフの方にすすめられるまま手続きをしたそうです。

「難しいことはよくわからなくて、言われた通りにしました。それからずっとそのままです」

話を聞きながら、「毎月いくらくらい払っているか知っていますか?」と聞いてみました。

少し考えてから、「さあ……1万円くらい? でも、スマホってそのくらいするものでしょ? ガラケーの頃も5,000円くらいはしてたし」という答えが返ってきました。

この「そのくらいするものでしょ」という感覚、スマホサークルでは珍しくありません。ガラケーの頃から同じキャリアを使い続け、毎月口座引き落としで支払いが完結しています。明細を細かく確認するような習慣もない。そうなると、今払っている金額が高いのかどうか、そもそも比べることができません。

Dカードは持っているものの、買い物はすべて現金。D払いという機能があることすら知らなかった、とのことでした。スマホを使う場面はLINEでの家族連絡と、たまにネットで調べものをするくらい。毎月のデータ使用量がどのくらいか、考えたこともない様子でした。

「一度、明細を確認してみましょう」と提案しました。My docomoのアプリを一緒に開きました。表示されたのは、9,988円という数字でした。

明細を開いたら入っていたもの

9,988円の内訳を、画面を見ながら一項目ずつ確認しました。

項目 月額
ドコモ最上位データプラン(MAX無制限) 8,448円
かけ放題オプション 1,100円
あんしん遠隔サポート 440円
合計 9,988円

まず、最上位のデータ無制限プランに入っていました。データをどのくらい使っているか聞いてみると、「そういうのは気にしたことがない」という答えが返ってきました。My docomoで過去3ヶ月の使用量を確認してみると、多い月でも2〜3GB程度でした。

データ無制限のプランである必要は、実際の使い方からするとありませんでした。ショップで「安心なプラン」としてすすめられたまま、ずっと最上位で契約が続いていました。

次に、かけ放題オプションが月1,100円入っていました。最初の契約時から入っているものだといいます。実際の通話の使い方を聞いてみると、「かかってくることはあるけど、こちらからかけることはほとんどない」とのことでした。それなら、かけ放題の恩恵はほぼ受けていないことになります。

あんしん遠隔サポートは、ドコモのスタッフがスマホの操作をリモートで手伝ってくれるオプションです。「こういうサービスに入っていることは知っていましたか?」と聞くと、「それは知らなかった」という答えでした。存在を知らないサービスに、毎月440円を払い続けていたことになります。

さらに気になったのが、Dポイントの状況です。契約しているプランとDカードの組み合わせでDポイントが自動的に貯まる仕組みがあり、確認してみると数千ポイント以上が使われないまま残っていました。ポイントが貯まっていること自体を知らなかったといいます。

整理すると、こういう状況でした。

  • 使い放題のデータプランに入っているが、実際の使用量は月2〜3GB以内
  • かけ放題オプションがあるが、自分からかけることはほぼない
  • 遠隔サポートオプションに入っているが、存在すら知らなかった
  • D払いの存在を知らなかった
  • ポイントが貯まっていたことも知らなかった

ショップの方に悪意はありません。「安心なプランにしておきましょう」という言葉は、ある意味で正直なすすめ方です。しかし、その方の実際の使い方との間には大きなギャップがありました。使わないサービスに、何年もお金を払い続けていたことになります。

こういうケースは珍しくない(3パターンに一般化)

「この方だけ特殊なケース」というわけではありません。スマホサークルで活動していると、似たような状況は定期的に出てきます。大きく3つのパターンに整理できます。

パターン1:サービスの存在自体を知らずに払い続けているケース

明細を見ても何の料金か分からない、という状態です。「あんしん遠隔サポート」「ケータイ補償サービス」など、項目名を見ても何のことか分からない料金が並んでいることがあります。気になって調べようとしても、スマホに慣れていないと調べ方自体が分からない。

結果として、内容がよく分からないまま何年も払い続けることになります。今回の相談者の方も、あんしん遠隔サポートがどんなサービスか、明細を開くまで全く知りませんでした。「知らないから解約できない」という状態が続きます。

パターン2:どんなサービスに入っているか把握していないケース

契約時に説明は受けたものの、覚えていない、というケースです。スマホを初めて契約するとき、ショップでは多くの書類にサインをします。説明も受けますが、初めて聞く言葉ばかりでなかなか頭に入りません。「とりあえずサインしました」という方が多いです。

数年後に「どんなサービスに入っていますか?」と聞かれても、答えられない状態です。自分が何を契約しているか分からないまま、毎月引き落とされ続けます。「確認しようにも、どこを見ればいいかも分からない」という方もいます。

パターン3:「1ヵ月だけつけると安くなる、後で解約していいから」と言われてそのままになっているケース

これが一番多いです。契約時やキャンペーン時に「1ヵ月だけオプションをつけると端末代が安くなります。翌月に解約すればいいので」と案内されて、そのまま忘れてしまっているケースです。

解約を忘れたまま数ヶ月、数年が経過します。「解約しよう」と思っても、どこから手続きするかが分からない。スマホサークルでも「言われたまま入ったけど、解約の仕方が分からなくて」という声をよく聞きます。結果として、不要なオプションに何年も払い続けることになります。

料金見直しのために今日できること
① 今月の明細を確認する(My docomo / My au / My SoftBankアプリなど)
② 加入中オプションの一覧を開く
③ 「使ったことがあるか」「存在を知っていたか」を確認する
④ 過去3ヶ月のデータ使用量を確認する
⑤ 使っていないオプションは解約を検討する

楽天モバイルに変えると何がどう変わるか

今回の相談者の方の場合、楽天モバイルに乗り換えるとどうなるかを試算してみました。

まず使い方の確認です。月のデータ使用量は2〜3GB以内。自分から電話をかけることはほぼなく、かかってくる電話に出るくらい。こういう使い方であれば、プランの選択肢はシンプルです。

楽天モバイルには「Rakuten最強プラン」という料金プランがあります。データ使用量に応じて自動的に料金が変わる仕組みで、3GB以内なら月1,078円、3〜20GBなら月2,178円、20GB超なら月3,278円の定額となります。どれだけ使っても月3,278円でおさまる上限があり、使い方次第で安くなります。

比較項目 現在(ドコモ) 楽天モバイル
基本データプラン 8,448円(無制限) 1,078円(3GB以内)
かけ放題 1,100円(オプション) 0円(アプリ通話)
サポートオプション 440円
合計(目安) 9,988円 1,078円〜

かけ放題については、楽天モバイルには「Rakuten Link」という通話アプリがあります。このアプリ経由であれば、国内通話がかける・かかってくる両方とも無料で使えます。別途のかけ放題オプション代はかかりません。使い方さえ覚えれば、通話面での不安はありません。

今回の相談者の方の使い方(3GB以内・ほぼかけない)で試算すると、月1,078円になります。差額は月8,910円、年間で約107,000円です。

「そんなに違うの?」という反応が返ってきました。そうなります。5年払い続けていたなら、535,000円以上の話になる計算です。

ドコモが悪いわけではありません。最上位プランには相応のサービスと安心感があります。しかし、今回の方の実際の使い方に対しては、プランが合っていませんでした。使わないサービスに、毎月お金を払い続けていただけです。

65歳以上なら月858円になる理由

今回の相談者の方は80代です。楽天モバイルには、そういった65歳以上の方向けに設計された制度があります。

「最強シニアプログラム」という名称のこの制度は、65歳以上の方が対象です。条件を満たすと、基本料金から毎月110ポイントが還元されます。さらに家族と一緒に使う「最強家族プログラム」(家族割)を組み合わせると、月110円の割引も受けられます。

計算するとこうなります。3GB以内の基本料金1,078円から、家族割110円を引いて968円。そこから毎月110ポイントが還元されるので、実質的な負担は858円になります。

年間に換算すると、約10,296円です。現在の年間払い込み額(9,988円×12=119,856円)と比較すると、差額は109,560円になります。

さらに最強シニアプログラムには、詐欺被害補償(最大60万円)も付帯します。シニア向けのスマホ詐欺が増えているなか、こういった保険機能が込みになっているのは、家族としても安心できる要素です。

シニアプログラムの詳しい内容と申し込み手順はこちら → 最強シニアプログラム徹底解説

子どもさんがすでに楽天モバイルを使っていれば、最強家族プログラムの条件を満たしやすくなります。まずは自分が楽天モバイルに移行して、その後に親を紹介するという流れを取る家族も多いです。

「858円ってことは、年間でだいたい1万円くらいってこと?」と聞かれました。ほぼそうなります。現在の年間払い込み額と比べると、10倍近い差が出ます。

乗り換えで心配されること4つへの答え

「乗り換えたいけど、怖い」という声はよく聞きます。心配の内容はほぼ共通していて、だいたい4つに絞られます。ひとつずつ答えていきます。

心配① 電話番号が変わってしまうのでは?

変わりません。MNP(モバイルナンバーポータビリティ)という仕組みがあって、今使っている電話番号をそのまま楽天モバイルに持ち込めます。長年使ってきた番号を、家族や知人に連絡し直す必要はありません。

手続きの流れは、今のキャリア(ドコモ)のマイページやアプリでMNP予約番号を取得し、楽天モバイルに申し込む、という順序になります。Webで手続きすることもできますし、楽天モバイルの実店舗に行けばスタッフが案内してくれます。

「番号が変わったら大変」という不安は、MNPの仕組みを知れば解消できることが多いです。楽天モバイルへの乗り換えでも、他のキャリアへの乗り換えでも同じです。番号は変わりません。

心配② ドコモのメールが使えなくなるのでは?

ドコモを解約すると@docomo.ne.jpのメールアドレスは使えなくなります。ただ、これはほぼ問題ありません。Gmailに切り替えるだけで解決します。Gmailは無料で、迷惑メールのフィルターも優秀。スマホサークルでも「キャリアメールは捨てていい、Gmail1本の方が管理がラク」とお伝えしています。

心配③ データはどうなるの?

データはどうなるの?という声もよく聞きます。基本は自分で行うものですが、写真はGoogleフォト、LINEはトーク履歴のバックアップ、連絡先はGoogleアカウントへの同期、この3つをやっておけば引き継げます。スマホサークルでも「乗り換え前にこの3つだけやっておいて」とお伝えしています。有料にはなりますが、楽天モバイルショップの対応店舗でスタッフにサポートしてもらう方法もあります。詳しい手順はこちらにまとめています→楽天モバイルへのデータ移行手順

心配④ 手続きが難しくて自分では無理では?

これが最も多い心配です。「スマホの操作に自信がないから」「よくわからないことがあったときに困る」という理由で、乗り換えに踏み出せない方は多いです。

実際には、子どもや家族と一緒に手続きをするなら、難しい操作はほとんど出てきません。楽天モバイルにはWebでの申し込みと、実店舗での手続きの両方があります。店舗に行けば、スタッフが一通りサポートしてくれます。SIMカードの差し替えや初期設定も、店舗であれば対応してもらえます。

スマホサークルで見ていると、乗り換えた後に「こんなに安くなるとは思わなかった」「難しいと思っていたけど、案外あっさり終わった」という声が多いです。最初の一歩が難しく感じるだけで、やってみると思ったより簡単だったという感想が多いです。

「家族に付き添ってもらって、一緒にショップに行く」というのが、最も確実でストレスのない方法です。スマホに詳しい家族がいるなら、その人に付き合ってもらうことをおすすめしています。30〜60分程度で手続きが完了するケースが多いです。

まとめ

  • 「スマホ代ってそのくらいするもの」と思っている親世代が多い——比較する機会がなければ、高いかどうか判断できません
  • 明細を確認すると、使っていないオプションや実態と合わないプランが含まれているケースは珍しくありません
  • 今回の80代女性の場合、9,988円の内訳はMAX無制限プラン・かけ放題オプション・遠隔サポートの3項目でした
  • 使用量が3GB以内なら、楽天モバイルで月1,078円まで下げられます——差額は月8,910円、年間約107,000円
  • 65歳以上には最強シニアプログラムがあり、条件を満たせば実質月858円まで下がります
  • 電話番号はMNPでそのまま引き継げます。メールはGmail1本に移行するのが一番ラクです
  • 「怖い」と思っているのは乗り換え前だけ——やってみると思ったより簡単という声のほうが多いです

「こんなに払っていたの?」という気づきが、見直しの入口になります。まず今月の明細を開いてみることが、最初の一歩です。

まず、親のスマホ料金を確認してみませんか?

「高いとは思っていなかった」9,988円。楽天モバイルへの乗り換えで月858円〜になる可能性があります。事務手数料0円・いつでも解約OK・最短5分で自宅で完結。

楽天モバイルの公式サイトを見る

※ドコモMAX無制限プラン8,448円+かけ放題オプション1,100円+あんしん遠隔サポート440円の合計。2026年4月時点。